下記のYouTube動画では、論理障害のドライブをフォーマットせずにデータを取り出す仕組み及びRecoveryFox AIを使った具体的なデータ取り出し方法を解説しています。合わせてご参考ください。
「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」のエラーメッセージが表示されてドライブ内のデータにアクセスできない場合は、復元ソフトを使ってフォーマットせずにデータを取り出すことができます。ここではその仕組みと具体的な方法を解説したいと思います。論理障害のドライブ内のデータを安全に確認したり復元したりできるので、ぜひ最後までチェックしてください。
フォーマットせずにデータを取り出す仕組み
復元ソフトはファイルシステムを経由せずにデータにアクセスできるため、ファイルシステムに論理障害が発生してもデータを取り出せます。
「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」エラー解説
Windowsなどオペレーティングシステムはファイルシステムを通じてドライブ内の断片化されたデータをファイル単位で管理していますが、不正な取り外しや停電などによりファイルシステムに論理障害が発生すると、オペレーティングシステムはファイルシステムを正しく認識できず、ドライブ内のデータにアクセスできなくなります。それで、「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」のエラーメッセージを表示して、ドライブのフォーマット、つまり壊れたファイルシステムをリセットすることを要求します。

本文は論理障害を中心に解説していますが、他に、互換性のないファイルシステム、初期化されていないRAWドライブ、ドライブの物理障害などにより、同じエラーメッセージが表示されることもあります。ただし、障害の原因を無視し、本文で紹介した方法を参考してデータの取り出しを試みてもドライブに影響がありません。
ドライブをフォーマットするとデータは論理的に消える
ファイルシステムには全てのファイルの管理情報が記録されているため、インストラクションに従ってドライブをフォーマットすると、ドライブそのものは開けるようになりますが、中のデータは論理的に消失し、オペレーティングシステムは徹底的にデータにアクセスできなくなります。

ただし、データの(管理情報以外の)本体は他の新規データに上書きされるまではそのまま物理的に残り続けるため、復元ソフトを使えば、まだデータを取り出せる可能性があります。フォーマット後にドライブへ新規データを書き込まないのが最も重要なポイントです。詳しくは『フォーマットしてもデータ復元ができる?!理由と具体的な方法を解説!』をご参考ください。
復元ソフトは障害を無視してデータにアクセスできる
本の目次が破れていても、一ページずつめくっていけば、いつかは閲覧したい内容にたどり着けるように、ファイルシステムに論理障害があっても、全てのデータを一つずつ調べていけば、いつかは取得したいデータにアクセスできます。
復元ソフトはファイルシステムを経由せずに、ドライブをスキャンすることでデータにアクセスできますので、ファイルシステムに論理障害が発生したとしても、ドライブをフォーマットせずにデータを確認したり取り出すことができます。ただし、このように取得したデータはファイルシステムにある管理情報(名前、日付、アクセス許可等)が失われます。

ドライブをフォーマットせずにデータを取り出す方法
理論の解説は以上になりますが、次にRecoveryFox AIを使って、ドライブをフォーマットせずにデータを取り出す具体的な方法を説明します。
RecoveryFox AIとは
RecoveryFox AIはWindowsと互換性があるデータ復元ソフトです。2つのスキャンモードが搭載されております。クイックスキャンはファイルシステムを参照してドライブを高速でスキャンし、誤削除されたファイルを最高98%の成功率で復元できます。AIスキャンはファイルシステムを経由せずにドライブ内の断片化されたデータをスキャンし、高度なAIアルゴリズムにより完全なファイルを再構築することで、削除後に既に部分的に上書きされたファイルやドライブのフォーマットにより消えたファイル、論理障害によりアクセスできなくなったファイルでも復元の成功率が高いです。
有料ソフトですが、未登録版でもスキャンとプレビュー機能が無料かつ制限なしで利用できるので、試してみたい方は下のボタンをクリックしてソフトを導入してください。
フォーマットせずにデータを取り出す手順
1️⃣RecoveryFox AIをインストールし、デスクトップに作成されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2️⃣ご覧のように、論理障害が発生したドライブには障害のマークが付いています。ドライブをクリックしてデータスキャンを開始してください。

3️⃣論理障害が発生した場合は、クイックスキャンが機能しないため、開始すると直ぐに終了し、ファイルを一切検出できません。その後、AIスキャンは自動的に始まります。ドライブの容量やPCのスペック等により、AIスキャンは数時間もかかる可能性がありますが、いつでも一時停止して、既に検出されたファイルを確認できます。

4️⃣AIスキャンで検出したファイルは「パス別」タブの「AIスキャン」フォルダで形式とサイズ及び(右クリック⇒)プレビューを参照して探してみてください。ファイルリストをサイズによって並べ替えることができます。

5️⃣取り出したいファイルを選択し、右下の「データ復元」ボタンをクリックします。保存先を他のドライブに設定し、フォーマットせずに論理障害のドライブからデータを取り出します。

6️⃣一時停止した時点で取り出したいデータがまだ検出されていない場合はスキャンを再開してください。
まとめ
HDDやSSD、USBメモリ、SDカード等論理障害のドライブをフォーマットせずにデータを取り出す方法でした。ご参考になれたら幸いです。
一旦論理障害が発生すると、オペレーティングシステムはドライブ内のデータにアクセスできなくなりますが、ファイルシステムを経由せずにデータにアクセスできるツールを導入すれば、データの確認や復元が可能になります。RecoveryFox AI等読み取り専用モードで実行できるツールを選択すれば、万が一復元が失敗してもドライブ内のデータには影響がないので、安心して検証できます。
よくある質問
Q1:うっかりドライブをフォーマットしてしまった場合はどうすればいいですか?
A1:クイックフォーマットの場合はあくまでファイルシステムがリセットされるため、復元ソフトを導入してデータの本体をスキャンして確認したり取り出すことができます。フルフォーマットの場合はデータ本体も一緒に物理的に消されるため、復元は不可能になります。ちなみに、Windowsでドライブをフォーマットする際はデフォルトでクイックフォーマットが行われます。
Q2:論理障害自体はどうやって修復しますか?
A2:必要なデータをドライブから取り出した後は、エクスプローラーを開いてドライブをクリックし、指示に従ってドライブをフォーマットすれば、論理障害を修復できます。また、一部のケースでは通常のフォーマットができず、diskpartを使った強制フォーマットを行う必要があります。詳しくは『論理障害でUSBメモリをフォーマットできない?強制フォーマット及びデータ回復のやり方を解説!』をご参考頂けます。
Q3:RecoveryFox AIを使って取り出したファイルを開けないのは何故ですか?
A3:AIスキャンを一時停止して既に検出したファイルを確認できますが、この時点でファイルの一部のデータがまだ検出されていない場合は、ファイルが不完全になり、取り出したとしても壊れたファイルになります。この場合はスキャンを再開してください。


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